は~い おひさしぶりで~す。
皆さんお元気でした?
Meはなんだかんだでピョンピョンしてました。
いそがしいふりして無駄にピョンピョン。

まあそんなことは良しとして、今回Meが登場した理由はといいますと
なんと!あの球磨焼酎武者返しを産み出す蔵、寿福酒造さんの蔵へ!
ブタとカッパとMeの仲間達を引き連れて行ってきました。


この日は繊月酒造さんと六調子酒造さんも見学させてもらい、そのあとに寿福酒造さんにお伺いしました。

外観の大きな古風なお家。

カンバンがなかったら、とても焼酎蔵には見えません。


玄関をくぐると・・・
いらっしゃいました!
素晴らしい焼酎を産み出す巨匠!
そう!かの有名な寿福絹子さんです!




右側のかたが寿福絹子さん。
左側が我らの母! 

ちーちゃんです。







寿福酒造は明治23年創業。
常圧蒸留一筋の伝統ある蔵元。
絹子さんがこの蔵を受け継いだのが25歳のころだそうで、
球磨焼酎蔵ではただ一人の女性杜氏です。

すごいオーラ出てます。
圧倒されるほどオーラ出てます。
マジですごいです。

実はMeはめっちゃ緊張してました。
だってあの絹子さんが目の前にって考えてみなさいよ!


そりゃ緊張するっしょ!


しかし・・・
その緊張からは、出会って30秒で解き放たれました。

なぜかって?
だって、出てるのはオーラだけぢゃないんです!
どんどんドンドン口から言葉という名の弾丸が発射され、
次から次へと息つく暇なく熊本弁全開でしゃべられるんです。
そりゃもうスゲーっすよ!
しかも、それがおもしろいのなんのって。


1分後には、また母が増えました。


では、ここからはブタがお話ししたいらしく、ブタにバトンタッチします。


はいどうも、ブタです。

焼酎のこととなれば我が子のように、熱く、うれしそうに語られる
絹子母ちゃん。(失礼ですがこう呼びたいんです)

絹子母ちゃんが丹精込めて造った焼酎を語られる最中に、
おもしろい飲み方を教わりました。
その飲み方とは、かち割り氷で満たしたグラスに、温めた武者返し古酒を注ぎ
急激に冷やして飲む飲み方。   

その名を《燗ロック》

へ~そんな飲み方あるんだと思っていたところ、
「まあ飲んでみ」
と言うことで頂くことになりました。
すると、事務仕事をされていた女性の方に、
「やってあげて」と絹子母ちゃんの一言。
その方も忙しいのに嫌な顔一つせず自分たちの為に準備下さいました。

まず武者返し古酒をガラという酒器に入れ、慣れた手つきで倒れないように組んだ炭の
上へガラごと直接置いて燗につけられるようです。


(この写真は丁度いい温度になりかけているので炭から上げています。)

これは直燗(じきかん)という燗のつけ方です。


何度も湯気をチェックしては温度を確認されていました。







実は、炭の上へガラを直接置いて燗につける光景をみてビックリしました!

自分たちの地元 酒どころ広島では、
日本酒を燗にするとき、お湯につけて温めるのが当たり前です。

ですから直接火にかけるなんてもってのほか、
考えたことすらなかったのでビックリです!


すると絹子母ちゃんが
「この子が一番燗につけるの慣れとる。 娘。」
やっぱりなあ。見ててなんかかっこいいっす!




ん?
娘?
むすめ!?
絹子母ちゃんの娘――――!!!

美しい。絹子母ちゃんの娘さん。きれい。べっぴん。 
















なんで?




燗ロックで飲む予定だったのですが、氷がないということなので燗でいただきました。

猪口を人数分探すにつけ、少し大きめの猪口を見るなり
「それは鼻が入るからだめダメたい!!」
と、絹子母ちゃん。

口元に持ってきたときに、鼻の入らない小さな猪口で口に含む

すると、アルコール臭を感じることなくスーッと口に入ってきます。
そして飲み込んだ後に、食道から鼻に上がってくる芳香。


やわらかい。

生で飲むのとは全く違い、米の旨味が広がり、甘さすら感じるやさしい味わいです
出てくる言葉はただ一つ 
『美味い!』

燗ロックは
家に帰ってやってみました。

燗で飲んだ時のやわらかさはそのまま。
しかし氷で冷やされた武者返しは引き締った旨味に爽快感が加わり、
いくらでも飲めちゃうくらい美味い
です!
スイスイ、スイスイいっちゃいます。

正に常圧蒸留の球磨焼酎を愉しむ為にある飲み方だと実感しました。


絹子母ちゃんの勉強になる楽しいマシンガントークは続くのですが
すっかり忘れておりました。
ヤバい‼帰りの新幹線の時間が迫ってきてるではありませんか!
時間をも忘れさせてしまう絹子母ちゃんの話術には圧巻です。

「そろそろ蔵を見せて下さい!」
そうだったね~ってかんじで案内してもらうことになったのですが
「うちの蔵はみんなは入れん!」
と言われ・・・

それもそのはず、ゆかいな仲間達御一行は総勢23名
実は意外と多いんです。
(普段はこんな多人数は絶対断るそうです。道路等、近隣の方達に迷惑をかけてしまうから。)

二手にわかれて見学させてもらうことになり、自分たちは蔵の中から案内してもらうことになりました。

蔵の中へ進んでいくと、今回見学させてもらった他の蔵と比べて、
明らかに小さいことに驚きました。
そして仕込みに使うような機械の類が一切ない!






蒸留器がポンとあって、タンクがポポポポンってあって、仕込み用と熟成用の
半分以上地面に埋まった甕がさらーと並んでて。
ちょっと色々置いてある、おじいちゃん家って感じです。

この地面に埋まった甕。なぜ土に埋まっているかと言うと
土中は温度変化が少なく、焼酎の熟成が健全に進むからなのです。


その甕は明治23年からあるもので、もちろん今も現役!
何をやるにも手作業で、仕込みも貯蔵も全て甕仕込です


因みに絹子母ちゃんは子供のころ、
この甕のことを【 恐怖の甕 】と呼んでいたそうです。


みなさんお気付きでしょうか?
子供のころの絹子母ちゃんは悪さばかりするおてんば娘。(だったであろう)
この甕に入れられ蓋をされてのお仕置き。
容易に想像できます。



見せてもらった甕の中には
ちゃんともろみが入っていました。





武者返しに使われるお米は全てヒノヒカリが使用されます。

なぜヒノヒカリなのかと尋ねると、
「普段食べているお米で一番おいしいから。」
絹子母ちゃんが言うとやけに説得力あります。

東京で武者返しとヒノヒカリの焼きおにぎりセットを販売されたことがあり、
「焼酎もおいしいけどおにぎりもおいしい」と評判だったそうです。

そのおにぎりが武者返しの原料のヒノヒカリ
と言えばみなさん納得されるらしいです。
確かに!そりゃそうだ!

ここで、しょうけと呼ばれるものを見せて頂きました。
竹で丁寧に編んである、ざるを大きくしたようなものです。



絹子母ちゃんが持っているのがしょうけ。







だいじに使えば40年は使えるらしいのですが
今ではこのしょうけを作る職人さんは減ってしまったそうです。

このしょうけを使いお米を運ぶことによって、情が湧いてくる
とおっしゃられていました


ある時、蔵見学に来られた方に、聞かれたそうです
「ベルトコンベアーで運ぶのと比べて質はどう変わりますか?」


絹子母ちゃんはこう答えたそうです

「質は変わらないかもしれない。けれども、しんどい思いして造ると私の気持ちが変わる。
だからかわいくなる。だから夜中でも様子を見に行きたくなる。」
どんなに疲れていても夜中に麹やもろみの具合を確かめに行かれるんだとか


「苦労があればこそ焼酎への愛情も増し、かわいくてかわいくて一層手をかけられる。」
まるで自分の子供を育てる気持ちだそうです。




更に蒸留は常圧のみで、甕の中に貯蔵し、焼酎はゆっくりゆっくりとかわいがられて
育まれていきます。
産まれてきた麹やもろみ、熟成中の焼酎が甕の中から
「絹子母ちゃ~ん」と呼んでいるような気さえしました。

焼酎造りという子育てに一切の妥協を許さないその姿勢。
だからこそ絹子母ちゃんの焼酎は最高にうんまいんです!!







あっカッパです。

ボクは初めての蔵見学。
小さくて、古い蔵なのはすぐわかります。
でも、蔵の中はすごく清潔で道具も手入れされていて
蒸留器はピッカピカに光っていました。


杜氏の息子さんに「きれいな蔵ですね」と言うと
「なぜここの掃除をするのか、
それを分かっているかいないかで酒造りは違ってきます。」

なるほど。

今では仕込みのほとんどを任され、杜氏を務める息子さんから
ここまでしないと美味い酒は造れないという心を感じました。
磨かれているのは蒸留器以外に、杜氏の心も磨かれているということも。



カッパいいこと言うねー。 くぅ~!


でも、天井だけは掃除しないって言ってました。
手が届かないとかそんなんぢゃぁないっす!

だいじなだいじな蔵付き酵母が付いてるからですよ!
焼酎の命の源ですね。

では最後に、Me達のお店住田屋で販売してる
絹子母ちゃんの商品を紹介しまーす。


米焼酎 武者返し 1.8L 720m

米焼酎 武者返し古酒1.8L


米焼酎 いのちのしずく 杜氏きぬこ はなたれ 500ml

麦焼酎 いのちのしずく 杜氏きぬこ はなたれ 500ml

麦焼酎 長期貯蔵酒 寿福屋作衛門 麦 720ml

麦焼酎 寿福絹子 1.8L 720ml



いやー本当に行って良かった!
新幹線の時間さえなければ何時までもいたかった。
それだけ魅力のある絹子母ちゃんや息子さん。
そして娘さんも・・・くぅ~

行ったらわかりました。
なんでこんなに美味しい焼酎なのか。
この素晴らしい蔵、素晴らしい皆さんあってこそだと。

今までは寿福酒造のファンでした。
今では寿福酒造のファミリーです!勝手にファミリーになりました!


ゲコッ(下戸)のMeでもスイスイ飲めちゃう寿福酒造の焼酎!
まぢでサイコーっす!!

美味しい寿福酒造の焼酎いかがっすか―――!











寿福酒造レポート担当 奥迫、森、森田。










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